■■ 北海道教職員組合【北教組】へようこそ

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 「HTUスクール」は全道を5つのブロックに分け、各地域の青年層のつながりと学習をはかるために行われています。

 2019年度も各地域で工夫した内容が企画されています。全道の青年層教職員のみなさん、ぜひ気軽にご参加下さい。組合員ではない人も大歓迎です。
参加希望の方は、各学校の北教組組合員(分会長)にお伝えください。
分会長は各支会・支部にお問い合わせください。
 8月1~2日、ニセコ「いこいの湯宿 いろは」にて、1ブロックのHTUスクールを開催しました。札幌・石狩・小樽・後志支部から30人の教職員が集まり、大いに盛り上がりました。
 今年度のHTUスクールの1番の特徴は、夏休み明けにすぐ実践してほしい講義を組み込んだことです。特に「保健室ではこんなことをしています」と題した小樽市支部養教部長の講義は、忙しい毎日ではあまり知ることができなかった、保健室での手厚い対応について知ることができました。講義後に「保健室の先生として、1番困る担任は?」との質問が出ました。養教部長からは「お話したいことを聞いてくれない先生」との回答がありました。担任と保健室の連携がいかに大切か感じることができました。
 他にも、リコーダーや太鼓の実践など、実際に身体を動かしながら様々な指導法を身につけることができました。今後も参加者の満足度の高い研修になるよう工夫していきます。
 6月29日から30日まで、枝幸町の歌登グリーンパークを会場に、2ブロックHTUスクールが開催され、未組織者10人を含む総勢57人が参加しました。今年度も、職種や課題に応じた学習・交流の場となるよう、若手組合員が企画・運営を行ったり、専門部の自主編成講座が設置されました。
 実践講座では、「多様性が広がる『道徳』の授業と評価」と題して「道徳教育」検討小委員から北教組の考える「自分らしく」「よりよく生きる」“道徳性の教育”のあり方について、「検定教科書の使用」や「評価の導入」などに対し「多様性の確保」や「個の尊重」にかかわる具体的実践方法が分かりやすく提起されました。また、北教組平和教育推進委員からは、右傾化、多忙化の解消がすすまない現状の中でも行える授業実践のポイントが話されました。
 「道徳の教科化」の問題点や平和教育の実践のすすまない背景を改めて認識するとともに、私たちが自主編成にどうとりくむべきなのかを考える良い機会となりました。
 9月28日〜29日、渡島教育会館、函館中央図書館、ホテルテトラを会場に3ブロック(渡島・檜山・函館支部)HTUスクールを開催しました。3部構成の開催で、第1部労金・共済学習会&交流会には58名(うち対象者20名)、第2部講演会は120名(うち対象者15名)、第3部学習会は25名が参加しました。
 第2部では内田良さんの「教職員の働き方の未来を考える〜職員室の持続可能性を求めて〜」の講演、HTUスクールのコアとなる第3部では、内田さんにも引き続き参加してもらい、「若手教職員が直面しやすい出来事」講座を担当、その他渡島支部・函館支部組合員による「複式学級での実践」「学級づくりのアイディア」「掲示物のアイディア」の講座を開催、最後は内田さんを交えた交流座談会で締めくくりました。
 「最新の情報が知れてとてもためになった」「もっと時間があれば」「他の先輩先生方の考えや意見を知れてとても興味深かった」など、参加者の満足度もとても高かったです。
 これをさらなる組織拡大強化につなげるとともに、次年度はより多くの青年層が参加するよう引き続きブロック力を合わせていきます。
 8月9日、10日に苫小牧市文化交流センターを会場に「4ブロック(空知・日高・胆振)HTUスクール」が行われました。新採用者や未組織者を含めた青年層教職員と講師役の先輩組合員を合わせ、今年も50人以上が出席しました。
 開会行事後、青年委員によるアイスブレイクや、小グループでのゲーム、自己紹介をとおして、打ち解けた雰囲気になりました。その後は、先輩組合員を講師に「自主編成講座①(各教科・課題分科会)」を行いました。今年は、算数、理科、学級づくり、インクルーシブ教育、道徳性の教育、学校事務の6つの分科会を開講しました。
 後半は全員参加の「自主編成講座②」として、学校改革・教育課程自主編成推進委員に「主権者教育」の概要や、子どもたちの「学び」をとりもどすための実践の方向性などを解説してもらいました。夜は焼き肉居酒屋に会場を移して「夕食交流会」をひらき、互いの親交を深めました。
 2日目は、前日夜遅く(朝?)まで行われた交流会の疲れを感じさせない熱心な「小グループ交流」が行われ、現場での苦労や悩み、実践紹介など、さまざまな観点から学校教育について語り合いました。
 HTUスクールをとおして、先輩組合員の経験からの学び、みんなで語り合うことの気づきや楽しさ、そして何よりも、仲間とのつながりを感じることができ、2学期にむけてとても有意義な時間となりました。
 11月23日、音更町共栄コミュニティセンターにおいて、5ブロックのHTUスクールを開催しました。今年度は、十勝支部「秋の自主編成学習交流会」を兼ねての開催とし、一般の方も含め177人(うち青年層教職員61人)が参加しました。

 第一部は、開会行事終了後に特別講演として、東京都世田谷区立桜丘中学校校長の西郷孝彦さんから「子どもを中心とした学校運営~Children oriented school~」と題し、「校則の撤廃」や「生徒総会での決定実現」など、子どもの権利を大切するとりくみについてご講演いただきました。

 参加した青年層教職員からは、「『すべての子どもが楽しい学校づくり』には『インクルーシブ教育』の視点が必要だということがわかりました」「一人ひとりをみとめる教育、自分のできることからやってみたいと思いました」といった感想がよせられるなど、あらためて「子どもの権利条約」をいかした学校づくりの重要性を学ぶ機会となりました。
 その後、8つの自主編成講座(「子どもの人権」「平和教育」「自主編成運動」「共生・共学」「女子教育もんだい」「小学校外国語」「道徳性の教育」「プログラミング教育」)を開設し、講師からさまざまな実践が紹介されたのちに参加者での交流をはかりました。

 第二部は、場所を十勝教育会館に移し、「ろうきん&共済説明会」「夜の交流会」を行い、56人(うち青年層教職員38人)が参加しました。さまざまなゲームをとおして青年層教職員の交流を深め、有意義な時間を過ごすことができました。

 今後も私たちは、青年層教職員が「自主編成運動の重要性」や「仲間とのつながりをつくることの大切さ」などについて学べる場をつくっていきたいと考えています。