■■ 北海道教職員組合【北教組】へようこそ

ページトップへ戻る

 北教組第132回定期大会に結集いただいた代議員・役員の皆さんに感謝申し上げ、開催にあたって北教組本部を代表して、ご挨拶申し上げます。

 まず、感染症対策をはじめ、学校現場おいて、子どもたちのために日々奮闘されている組合員・役員の皆さんに心より敬意を申し上げます。
 本定期大会も、感染症が収束していないことから、代議員数等を限定することや、時間を短縮して開催せざるを得ない状況にあります。お集まりいただいた皆さんには、これらの制約を乗り越えることができるような、活発な議論をしていただくよう、まず、お願い申し上げなければなりません。

 さて、北教組は、「超勤多忙化解消をはじめとする勤務条件改善」 そして、「自主編成運動による民主教育の確立」を運動の柱として、すべてのとりくみを組織強化・拡大に結合させることを大前提に、具体的な運動の展開において「焦点化・効率化」が必要であるとの意志統一のもと検討をすすめ、本定期大会を迎えることとなりました。
 北教組運動の歴史と経過をふり返り、根幹となる方針・理念については残しつつ、焦点化によって活動しやすい組織を再構築し、効率化をはかることによって組合員負担の軽減をすすめ、少数分会で奮闘する組合員にもとりくむことができ、若年層組合員が将来的な展望をもてる、「組合組織づくり」をめざして一致団結していくことが、10年後20年後を見据えた、新たな北教組の運動のあり方であることを全組合員で共有したいと考えています。

 「教え子を再び戦場に送らない!」の不滅のスローガンのもと、北海道の教育を担っている組合員とともに、「日の丸・君が代」「学習指導要領」「研修」「主任制度」「職員会議」、いわゆる5項目に対する考え方は堅持するものの、形式にとらわれていたとりくみをスリム化して「誰もがやりがいを実感することができること」「多忙化を極める現場実態に配慮すること」を重点に、本部・支部は現場組合員の実態把握と運動の検証を怠らず、方針転換と安易に誤解されないよう、教育労働者としての自信と誇りを持ち、これまで通り「自律的・民主的な職場づくり」そして「抵抗と創造の自主編成運動」などのとりくみを基本に、試行錯誤しながら、組織強化をしていかなければならないと考えています。

 今次、第132回定期大会は、新たな北教組のスタートとして全道の組合員の期待に応えるための重要な位置づけになることから、代議員・役員、本部執行部が議論を深め、意志統一することができ、本定期大会が成功することをお願いして、甚だ簡単でありますが、ご挨拶とさせていただきます。

 本日はよろしくお願いいたします。
 ともに頑張りましょう。

 2021年7月30日

                                      北海道教職員組合